こんにちは、ごきげんな日々を暮らすノオト(@mantennote)です。
今春、小学6年生の娘がソフトテニスのスポーツ少年団に入団しました。
そのスポ少を立ち上げたコーチの運動・スポーツの大切さや考え方がいいなと思ったので「ゴールデンエイジ」「子どもの運動」についてまとめてみました。
そんな娘、今は自発的にスポ少に入って楽しんでいます
スポ少のコーチは元中学校教員70代。
過去、部活の顧問として生徒をみてきたところ、中学生になっていきなり部活(運動)をはじめても基礎ができていない子が多い。そして身につかない。
スポ少のコーチは基礎を身につけてほしい、楽しんで運動・スポーツと関わってほしいと考えています。
近年、小学校のスポ少でがんばりすぎてバーンアウト(燃え尽き症候群)になる子も多い現状をどうにかしたい。中学校にいってまで運動・スポーツをしたくないという子どもを作らない。
実は活動日は週1回土曜日なんです!
スポ少といえば、毎週土日や週4日など家庭を犠牲にしまう場合も多いですが、娘の入団したスポ少は長く続けてほしいとの考えで時間的な拘束は思ったよりゆるかったのです
コーチによると「スポーツがしたい」「もっとソフトテニスがしたい」と飢える気持ちも大切。その対応を別に日曜日に設けてソフトテニスと触れ合えるようにしているそうです。(中学部活の子もOK)
スポ少コーチが小学生の保護者に伝えたいこと…
運動神経は幼児期から少年期にかけて磨かれ、10歳にはほぼ完成する!!!
小学生は呼吸器や循環器系などの体の器官はまだできあがってなく、体と脳を結びつける神経細胞が発達する時期。
体を動かすことで、バランス感覚やリズム感覚などが発達する。
このことから小学生時期の運動・スポーツの大切さを強く訴えています。
そして生涯に渡ってスポーツと関わってほしい・・・。
何より「子どもたちの、子どもたちによる、こどもたちのスポーツ」であるべきことが大切!
神経細胞は10歳でほぼ完成【スキャモンの発育曲線】
スキャモンは体組織の成長パターンを【一般型】【神経系型】【リンパ系型】【生殖器系型】の4つの型に分類。
身長、体重や肝臓、腎臓などの胸腹部臓器の発育。
乳幼児期まで急速に発達し緩やかになり、思春期以降に再び発育のスパートがみられ大人のレベルになる。
器用さやリズム感を担う神経系の発達。
4~5歳までには成人の約80%、6歳で約90%。10歳にはほぼ100%。
免疫力を向上さて扁桃、リンパ節などのリンパ組織の発達。
生後から12~13歳までに急激に成長し大人以上のレベルになり、思春期を過ぎると大人のレベルになる。
男児の陰茎・睾丸、女児の卵巣・子宮などの発育。
小学校前半まではわずかな成長だが、14歳頃から急激に発達。生殖器系の発達により性ホルモンの分泌も増える。
9~12歳頃は何をやってもできてしまう
一生に一度のゴールデンエイジの時期と言われています!
【5~8歳頃】プレ・ゴールデンエイジ
ゴールデンエイジ時期の前段階であるプレ・ゴールデンエイジの時期は、脳から体内にさまざまな神経系回路が複雑に張りめぐらされていく時期。
呼吸器や循環器系などの体の器官ができあがっていないため、集中力はあるものの長時間の運動はまだ適していません。
高い集中力はあるため、この集中力を飽きさせずに楽しませることが大切!
体をつかった「遊び」で楽しいと思うことが大事!
家には「トランポリン」を置いているよ
【9~12歳頃】ゴールデンエイジ
何をやってもできてしまう、一生に一度のゴールデンエイジの時期。
この時期で神経系の発達がほぼ完成。神経系の経路は一度つながるとなかなか消えません。
例えば…一度自転車に乗れるようになれば、しばらく乗らなくてもまた乗れますよね!
なのでこの時期に多種多様な運動経験をしておくことが大切。
体力的にもいろいろできるようになるため何をやってもこなせる「即座の習得」時期です。
【13~16歳頃】ポスト・ゴールデンエイジ
ゴールデンエイジを過ぎ思春期の頃は、発育のスパート期。
骨格が成長してくることで支点・力点・作用点が変わり、今までできていたことが一時的にできなくなることもあります。
しかし、この時期は生殖器型(男性ホルモンなどの分泌など)の著しい時期なので速筋線維が発達、それまでに身につけたことをより速く!より強く!発揮する可能性があります。
わが家の運動・スポーツの関わりによる気づき
ソフトテニスのスポ少に入団した小6娘
人見知りもあり運動も苦手の娘。おともだちと一緒に小学6年生からソフトテニスのスポ少に入団。一般的なスポ少からすると遅い。(役員に当たらずに済んだ)
仲間との共同体験も経験しながら、達成感や自己肯定感が出てきました。
定期的に体を動かす日があること、おともだちに会えることで心身ともに豊かになっているような気がします。
スポ少は中学校の部活を視野に入団する人も多いです。
体操教室で新しいチャレンジをし続けている小4息子
最低限の運動ができるように…小学校入学までに「側転」「逆上がり」ができるようにと幼稚園から行き始めた体操教室。現在も通っています。途中、スポ少も掛け持ちました。
現在、マットで「バク転」「バク宙」「ロンダート」など次々とできるように。
まさにゴールデンエイジかもしれません。
プレ・ゴールデンエイジ時期に体を動かすことの楽しさを感じ、できた~!の体験を重ね、そしてちょうどよい時期あってのことかなと感じています。
サッカー体験に3年も行き、親子覚悟しての入団でしたが…今は自由気ままに近所をウロウロ探検して楽しそうに過ごしています。
さいごに・・・
勉強も運動・スポーツも子どもの習熟度が二極化しています。
できる子とできない子、というか…したことある子としたことない子!?
昨年度の運動会は小学校高学年の組体操に「逆立ち」がなくなりました。
一昔前までは当然させられていたことも、今は取り組むことさえなくなっています。
あぶないからしない、させない風潮。
生涯に渡って運動・スポーツに関わることができるようにするには、プレ・ゴールデンエイジにしっかり体を使った遊びをし、運動・スポーツが楽しいなと思う。そしてゴールデンエイジで運動神経を完成させてあげる。入口を作っておく。
運動が苦手と思っていたわが家の子どもも現在は運動・スポーツと関わっています。
それによって自信や積極性も育まれているような気がします。
老後に足腰が弱くならないためにも運動・スポーツの習慣をつけておくことは大切だと思います。
運動・スポーツに生涯関わるための一歩は・・・
体をつかった「遊び」で楽しく感じる!
今回は「子どもは遊べ!運動神経が決まる小学生時期のゴールデンエイジ」という情報をお伝えしました。スポ少のコーチからのお話にはいろんな気づきがありました。
これからも、ごきげんな日々を暮らせるような情報をご紹介していきたいなと思います。
家では5年くらい前からトランポリンがあります。雨の日や外に出られない日はぴょんぴょん。
大人もOKなので、わたしもこの機会にがんばりまーす!!!