こんにちは、ごきげんな日々を暮らすノオト(@mantennote)です。
夫の生命保険の見直しをしました。
わたしの家族は晩婚子育て世帯で、夫50代、わたし40代、小学生のこども2人。子育て、子どもが巣立つと同時に老後がはじまる、老後資金の貯め時がない危機的家族です。
独身時代はいろいろ楽しんだり貯蓄もできましたが、将来はやはり不安。
ただ、漠然と将来を不安がるだけじゃいけないと思い、できるだけマネーライフを整えています。
最近は生命保険不要の風潮ですよね。
貯蓄でしっかりカバーできる人もいますし、入院した場合の差額ベッド代などのために加入するという考えもあります。家庭、個人それぞれ。
わが家は晩婚子育て世帯で一般的な家庭モデルとは少しズレている家庭だからこそ、より自分で考えなければと思うようになりました。
わたし自身の生命保険は、10年程前に当時自分でベストだと思う生命保険に加入。いろいろな勧誘があっても納得して加入しているので毅然とした態度でいることができています♪
わが家は生命保険、医療保険は今不要ではありませんでした。先月見直してスッキリ✨
生命保険を見直す場合、
まず、公助(公的な保険)を確認し、自助(貯蓄など)を把握して、共助(民間保険)をイメージするといいかも。各家庭、人それぞれ。情報を鵜呑みにしない。
— ノオト🌱ごきげんな日々を暮らす (@mantennote) September 17, 2020
夫…。
10年前の更新時から、夫の生命保険にモヤモヤしていました。
調べれば調べるほど、学べば学ぶほど思うこと
保険もマネーもするなら早いほうがいい!!!
結局10年間そのままで契約していたのですが、年齢が上がるほど保険料も上がり、選択肢も少なくなりいろいろと鼻血でそうです。そんな状況の中で今月、今できるベストの保険に加入できたと思っています。
小学生の子どもがいる、晩婚子育て世帯!50代夫の生命保険。
見直したことや考え方をお伝えしたいと思います。
生命保険とは
生命保険は、万一のときに死亡保障となる「生命保険」と病気やケガに備える「医療保険」があります。
多くの場合これらが複雑になって、「生命保険入っているよ、死亡保険が3,000万円で入院したら1日10,000円かな」といった感じでとらえている場合が多いです。
基本的に「生命保険」と「医療保険」はわけて考えるようにする。
死亡保障となる生命保険とは
万が一のための死亡保障となる生命保険は、大きく3つ「定期保険」「終身保険」「養老保険」。
定期保険
10年、15年、60歳まで、65歳までなど一定期間に限って保障される保険。
10年の契約であれば、その10年の間に被保険者が亡くなった場合に、指定した受取人が保険金を受け取る。
通常、保険料はかけ捨て、満期時に解約払戻金がほとんどないため、保険料が割安なのが特徴。
終身保険
期間の定めがなく、保障が一生涯に渡り続く保険。
保険料が途中で上がることがなく一定額となる。解約時に払戻金があり、タイミングによっては支払った保険料の総額を上回る額を受け取れる場合もある。
養老保険
期間の定めがあり、期間中に被保険者が亡くなった場合は死亡保険金を受け取ることができる。満期を迎えると満期保険金を受け取れる。
医療保険とは
医療保険は、病気やケガなどで入院や通院、手術を受けたときにかかる医療費に対する給付金を受け取る保険。
がんに特化した保険や女性特有の病気や生活習慣病などさまざまな種類あります。
また、生命保険(死亡保障)に付加する医療特約もあり、この場合は主契約となる生命保険を解約すれば特約もなくなるため注意。
日本には公的に手厚い健康保険制度や遺族年金がある
日本には公的に手厚い制度がいろいろとあります。これらを知っておくと無駄に保険をかけることが少なくなります。とくに、最低限の保障でいいと考えている場合は、しっかりと公的に保障するものを把握し、民間で加入する保険は補うかたちで十分。
公的医療保険
組合健保や協会健保、共済組合にあたる健康保険、自治体で国民健康保険に加入している場合、医療費は原則3割。
75歳以上の後期高齢者医療制度では原則1割など、日本では何らかの公的医療保険に加入し健康保険証をもっています。
高額療養費
医療費が高額になってしまったとき、その額が一定額を超えると、健康保険から一定額を超えた分だけ医療費が払い戻されます。自己負担する医療費の限度額は収入によって異なる点に注意。
全国健康保険協会加入者の場合
例えば、標準報酬の月額が28万~50万円で「80,100円+(総医療費-267,000円)×1%」が自己負担額。入院による総医療費が50万円だったとすると、50万円から26万7,000円を引いて23万3,000円、その1%の2,330円と8万100円を足した8万2,430円が自己負担額となります。
保険適用外の食事代や差額ベッド代などはかかりますが、大きく自己負担を減らすことができます。
急な入院など高額な医療費がかかることが予想される場合「限度額適用認定証」を取得すれば、請求される医療費が高額療養費制度の自己負担限度額までになります。
傷病手当金について
病気が長引き休業や離職になってしまった場合、一定の条件を満たすことで最長18ヵ月間、手当金が受け取れる制度。
標準報酬月額の3分の2が支給。加入している健康保険によって変わる。
わが家、サラリーマン家庭のもしもの場合
わが家、サラリーマンの夫に専業主婦的な妻、小学生の子ども2人。
サラリーマンの夫が亡くなった場合、日本には社会保障があり「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」があります。
遺族基礎年金は、18歳到達年度未以下の子どもがいる配偶者の遺族基礎年金の年金額(令和2年4月)は「781,700円+子の加算」。子の加算は、第1子・第2子まではひとりにつき224,900円、第3子以降は75,000円。
厚生年金に加入していた場合は、遺族基礎年金にプラスして遺族厚生年金が支給。
夫はいずれ実家の田畑で農業をしたいようですが、子どもが大きくなるまであと少しサラリーマンでがんばってほしい。
死亡保険の金額を考える場合、ひと月いくらあれば生活できるだろうか?
社会保障制度で、高額療養費、傷病手当金などの確認、遺族基礎年金と遺族厚生年金を考えて必要な保険料を出していきます。時期によりどのくらい必要かライフプランシートなどを活用ししっかり把握します。
〇〇〇万円必要!ではないんですね。各家庭それぞれ。
<夫が死亡した場合の一覧表>
年金額は2019年度の金額。受給資格要件を満たしていない場合は支給されません。
出典)オリックス生命保険 公式HP
★遺族基礎年金(受給要件、支給開始時期、計算方法)|日本年金機構 公式HP
★遺族厚生年金(受給要件・支給開始時期・計算方法)|日本年金機構 公式HP
夫の生命保険はこうでした
夫は職場にやってくる生保営業さんから何十年もずーっとお世話になっています。しかも、給与から天引きで支払う設定のため、解約とか変更には気が引けるとのこと。
家庭内で10年前に一度保険の見直しをすすめていたのですが、健康診断で再検査になったり、いろいろとバタバタだったため同内容を更新し値上げして2万円ちょいに。今回、更新で同内容だと4万円超!しかも今の保険(アカウント型)の下取りをしもらっての保険料。
この保険は夫の年齢を考えるともうこれ以上の更新は考えられず、いずれ別の保険に変えたいと妻としてメスを入れる決意をしていました。
近年、生命保険は不要の傾向ですが、夫は50代ですが子どもが小学生で専業主婦的な妻(わたし)もいるので、やはり公的遺族年金だけに頼るのは怖いため生命保険は加入します。
夫の生命保険の考え方
サラリーマンの50代夫、パートはしているけど専業主婦的40代妻、小学生の子ども2人。
他にもいろいろ検討素材はありますが、とりあえず夫にもしものことがあっても、妻のわたしと子どもが今の生活をなんとか送れるようにと考えました。
社会保障制度で、高額療養費、傷病手当金などの確認、遺族基礎年金と遺族厚生年金を加味しながらライフプランシートに沿って考えます。
貯蓄でまかなえればいいのですが、子どもが巣立つここ数年が大事な時期。
今回は、死亡保険と医療保険をわけてそれぞれに加入しました。
保険商品は様々あり、例えば非喫煙者に割引がきく保険商品などもありますのでじっくり検討。
もしものときに必要な金額・・・
- 末子が独立するまでの生活費
- 末子が独立した後の妻(わたし)の生活費
- 子どもの教育費
- 葬式代などの費用
夫の死亡保険
死亡保障となる生命保険は定期保険。
定期の〇〇年間はもしものことがあったら〇〇〇〇万円、掛け捨てになります。
よく子どもが卒業までの定期にする場合が多いと思いますが、年下妻のわたしの年金給付開始までの期間にしました。わたしフルタイムで働ける自信がなくて。。。
思ったより長めの定期保険なので余裕が出てくればいずれ減額か解約も視野に入れています。
保障期間以降の死亡保険はなくなりますが、お葬式代は貯蓄でまかなう予定です。
夫の医療保険
医療保険はできるだけシンプルに最低限の終身保険。入院給付金も減らしました。
終身保険なので一生この保障が続き、一生保険料を払い続け、残りの人生の途中で契約することはないように考えています。
もし老後資金や貯蓄に余裕ができれば、医療保険は今後解約するかもしれません。
夫が生命保険ついでにたまたまかけている個人年金がありました。
これが今では考えられないほどの超お宝保険で…60歳から15年間受け取れるもの。支払額より支給額がかなり上回っています!
営業してきた生保の営業さんと言うがままかけていた夫に感謝です。
妻(わたし)の生命保険の考え方
まずわたしはパートをしているものの家計の収入は主に夫であるため専業主婦の立ち位置。何も保障いらないのでは?と考えるところ…
わたしの死亡保険
わたしの死亡保険は10年前の「低解約返戻金型」の300万円の終身保険。
昨年10年間の払い込みが終わり、保障は一生涯続きます。
この保険は掛け捨てではなく死亡しなくても解約返戻金があります。
もし老後の生活が苦しくなったら解約し足しにもでき、解約が遅くなればなるほど利率がいい。この保険は今はなくなりましたが、当時は学資保険代わりとしてにかけている人も多かったようです。近年押し売られる外貨建て保険ではないので少し安心しています。
300万円にしたのは、お葬式代の平均は約200万円と言われており、ズバリ自分のお葬式代!
また、子どもが巣立つまでにわたしが死亡した場合、毎月5万円が出るようにもしています。
わたしのもしも…
帰りの遅い夫。晩ごはんは夫や子どもが購入したお惣菜や外食費がかかるかもしれない…、子どもの習い事などの送り迎えがタクシーになるかもしれない…
などを考えて、子どもが巣立つまで毎月5万円でる保険。
以前は死亡保険は2000万円以上のものにかけていました。
職場にやってくる人にまんまと~、身内のレディになった人にまんまと~と言いたいところですが無知がいけなかった。情につかまってしまった。理解しないままの契約でした。若いうち、独身のうちは必要なかったです。
保険って家に次ぐ大きな買い物の意味が払い込んだ総額からわかりました。
わたしの医療保険
医療保険は、60歳まで払い込みの保障は一生涯の終身。
60歳までは払い込みますが、それ以降の更新はなく一生保障されるものにしています。老後に掛け金を払いたくないとの考え。
早くに死んでしまうともったいないことになりますし、今後の医療保険の保障内容は変わってくる可能性もあるので注意が必要。
まだ他にもかけてはいますが…どこかでまた見直したいな。
見直した当初、専業主婦にしては保険料が高く心配されました。
しかし、昨年で死亡保険は10年払込済になりました。(保障は続きます)その分に掛け金は今後増えていく教育費に回していける予定です。
自分で納得した加入方法なのでスッキリ。
保険って考え出すと不安になり手厚くなりがちですが、基本に戻ってグッとがまんし納得できるまで考えます。
こどもの保険はコープ共済
子どもたちの保険はCO・OP共済(コープ共済)。一人1000円。
ケガをしてばんそうこうを貼ってもらいに通院するのにも出るよ!というとおりで、子ども2人ともいろいろお世話になりました。
ちなみに、骨折して通院したこともありますが、通院日と通院日の間の日も固定具をしていると半額支給されましたよ。
子どもは乳幼児医療費助成制度など自治体の助成もありますが、時間を割いての病院の送り迎えや精神的疲労の癒し代に?
共済なので割戻金もあります。
CO・OP共済(コープ共済)は、月額140円で個人賠償責任保険を最高3億円(家族全員対象)つけられます。
自分の身は自分で守る
何にしてもおいしい話、いい話には裏があります。
生命保険の無料相談など受けられる場合は、数か所を納得がいくまで相談することをおすすめします。もちろん知識をつけてからの相談をおススメします。
自分で知識をつけ、自分の身は自分で守る!
わたしは10年以上前に保険の窓口のようなところへ駆け込み、そこでいろいろヒントを得て勉強し、当時のベストであろう保険に自分自身が納得して加入しました。
まず自分の保険の保障を人に話せるくらい理解していることが大事だなと思います。
まだまだ勉強中ですが、相談する前には自分でライフプランシートを記入することをおすすめします。夫、妻が○歳、子どもが○歳でライフイベント…ベースになります。保険相談時に持参したらビックリされましたが重要だと思います。
今回の夫の生命保険見直しは、1年以上前からいろいろ策を練っていたのですが
本人が…ヤル気がないっ。
説得して、説明してようやく動いてくれました。
生命保険を考えている場合は、元気なうちに!若いうちに!見直しすることをおススメします。
子どもが巣立っていたり、夫婦2人ならここまで掛けることはないかな。
おじいちゃんおばあちゃんの保険も一度確認しておくといいです。
払い込んでいたのをすっかり忘れている場合もあります。
また、子世代がおかしいと気付き確認したところ、80代の方が断り切れず6つ生命保険、ものすごい保険料をかけていたという話も。
生命保険を一度すべて確認してみよう!
現状をみることで何かしら発見はあると思います。
加入する保険により通院に上限があったり、がん保険では悪性新生物か上皮内新生物か・・いろいろ、とにかく理解しておく。
正直のところ、夫婦、家族で「死亡した時の話、もしもの話」をするのって、デリケートで実は難しい。
「死ぬのを待たれる気持ち」コミュニケーションの少なさゆえの誤解も生まれます。しかし、病気になった人、入院した人にはますます話し合えません。
医療保険に入らずにいる人もいます。病気や働けなくなった時のための保険を充実させる人もいます。
まず、保険以外で補える公的保障をしっかりと把握して自分の家庭の場合としてしっかり自分で考えることが大事ですね。不安を不安なまま終わらせない、解決させておく!
今回は「晩婚子育て世帯!50代夫の生命保険を見直しました」という情報をお伝えしました。
ちょっと世間からズレているかもしれない。晩婚子育て世帯のわが家の生命保険事情をお伝えしました。生命保険を漠然と不安、不満に思っている方に届いてほしいなと思います。