こんにちは、もしものことを整えながらごきげんな日々を暮らすノオト(@mantennote)です。
近年、毎年のように自然災害があり防災対策の重要性が言われています。
災害は突然やってくる。
もしものための対策は日頃から意識して安心に過ごしたいですね。
新型コロナウイルスでもトイレットペーパーのデマによる衝動買いがニュースに出ました。
私は一定量になったら買うという防災でよく使われている「ローリングストック」を意識していたため、慌てて買いに走ることはありませんでした。
「ローリングストック」を日頃から意識しておけば、緊急事態宣言などもしもの場合に慌てることはほぼありません。
備蓄する食料品や日用品を日常の食料品の中で消費し、消費した分を足していく。こうすることで賞味期限切れも防ぎ、またどのような食料品が備蓄されているか把握することもできます。
もしものための備蓄
食料備蓄の推奨
災害が発生した時に生き抜くためには、日頃からの備えが1番重要となっています。
公的機関の備蓄の量や種類は多くありませんので、自治体の備蓄は補助的なものと考え、被災地以外からの支援を受けられるまでの数日間に必要な物はすべて、我が家の備えは我が家でするようにします。
ライフラインが止まった場合に備えて3日分の食料備蓄が推奨されています。
首相官邸ホームページ 防災の手引き~いろんな災害を知って備えよう~
必要な備蓄品
大きな災害が発生した場合、公的な支援物資はすぐに届くとは限りません。
スーパーやコンビニなどのお店に人が殺到し、商品がすぐ無くなる可能性があります。
また電気、水道、ガスといったライフラインは、大災害発生直後は停止し、利用が困難になります。
ちなみに、内閣府による首都直下地震等による東京の被害想定によれば各ライフラインの復旧目標日数は、電気6日、上水道30日、ガス55日となっています。
夫婦2人、乳児1人、子ども1人、高齢者1人の5人家族の場合・・・
夫婦2人と、乳児が1人、子どもが1人、高齢者が1人いる場合に3日間過ごすために最低限必要な備蓄用品です。
災害発生から3日を過ぎると生存率が著しく下がってしまうため、災害発生から3日間は人命救助が最優先になります!
道路の復旧や避難所への物資輸送はその後になるので、まずこの3日間を自力で乗り越えられるよう準備します。
具体的な品物と数量を挙げていますが、あくまでも例であり、それぞれのご家庭に合った備蓄品を用意するようにしてください。一般財団法人日本気象協会 備蓄の心得 備蓄品はこれが必要 →コチラ
各ライフラインに合わせた備蓄品は以下です。
電気はライフラインの中で、比較的早く復旧することから、ガスコンロの代替品となるIHクッキングヒーターやIH対応調理器具、電気ポットがあると便利。
水は水道が復旧しない間も給水車から水をもらうために、給水タンクや給水袋が必須。
ガスの復旧は遅くなることから、カセットコンロ利用のためのガスボンベを多く備蓄しておく必要があります。
ガスによって入浴をしているご家庭では、長期間入浴が不可能になることも考えられるため、タオルや衣服等を十分に用意を。
また、冬季の場合は寒さ対策でガスストーブ以外の暖房器具もあると安心です。
日常の中で食料備蓄
保存食を備蓄しておくことも、もちろん大切なことではありますが、日常の中で食料備蓄に取り込むという考え方もあります。
普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく。「ローリングストック」と言います。
備蓄食品を選ぶときのポイントは
常温で保存が可能かつ、賞味期限は半年以上のものを目安に選びます。
普段から食べている食品を多めに買っておき、食べたら買い足していくと良いです。
また、持ち運びやすく、いつでもどこでも食べやすいということも大切です。
日用品を備蓄
食料だけでなく、日常使いできる生活用品にも応用することができます。
日常的に使用するウエットタオル、カセットボンベ、乾電池、使い捨てカイロなどは常に一定量を家庭に置いておくようにすると、突然の災害にも対応しやすいです。
備蓄する食料と合わせてカセットコンロとガスボンベも備えておきます。ガスボンベは一定量を確保しておきます。
上手に備蓄できる「ローリングストック」
備蓄といっても特別な物を買って準備する必要はありません。
普段使っているものを工夫したり、把握しながら消費していくといった上手に備蓄できる「ローリングストック」という方法があります。
ローリングストックとは?
備蓄する食料品を食品庫などにしまい込むのではなく、日常の食料品の中で消費し、その分を足していく方式をいう。こうすれば、賞味期限切れも防ぐことができ、またどのような食料品が備蓄されているか把握できます。
▲ローリングストックの図 出典:一般財団法人日本気象協会
ローリングストックのポイント
ローリングストックのポイントは、日常生活で消費しながら備蓄することです。
食料等を一定量に保ちながら、消費と購入を繰り返すことで、備蓄品の鮮度を保ち、いざという時にも日常生活に近い食生活を送ることができるはずです。
古いものから使っていく
備蓄する食料を消費するときには、一番古いものから使うようにします。
例えば、新しいものを右側で古いものは左側にして古いものから使っていくなど自分に合った備蓄方法で上手に循環させることが大切です。
使った分は必ず補充すること
備蓄する食料はいつ食べても構いません。ただし、消費した量を必ず買い足すようにします。
消費した分の補充は必ず直後に行い習慣とすると良いです。補充を怠ったタイミングで災害が来る可能性もあります!
ローリングストックのサブスクリプションもある
サブスクリプション(サブスク)サービスは急速に拡大中です。
モノを“所有”することにこだわらず定期的に送られるサービスも多岐にわたり増えてきました。
高価で手が届かなかったモノも気軽に利用できたり、気分次第で簡単に交換も。
ローリングストックもサブスクするということもうっかり忘れないためにもアリだと思います。
吉野家からも防災用にサブスク食品出ています!
カセットコンロ 最も備えたい品
ローリングストックで食料を多めに備蓄しておいても、災害時はガスや電気や水道が止まり、食材を調理できないことが想定されます。
そんな時に役に立つのが「カセットコンロ」です。
▲図 出典:一般財団法人日本気象協会
ローリングストックでは、非常時用の保存食だけを備蓄しているわけではないので、それらの備蓄品を活かすためにもカセットコンロとガスボンベが必需品となります。
ローリングストックで備蓄する食料と合わせて備えたいカセットコンロとガスボンベも、日常で使いながら、常にガスボンベは一定量を確保しておきましょう。
イワタニのタフなカセットコンロは外での風に強いっ!アウトドア・レジャーでも大活躍します!災害用だけで考えず日常で兼用できるカセットコンロをおススメします!
まとめ
新型コロナウイルスでトイレットペーパーのデマによる衝動買いがニュースでありました。
日頃から食料や日用品の把握、必要な量を把握する、そして準備をすることで不安を少しでも取り除いておくことの重要さを感じました。
もしものために備える、よりよく生きる・・・終活と同じだと思いました。
もしものために備える。元気なうちに整える。
我が家はキャンプに行きます。キャンプ用品と備蓄用品をうまく兼ね合わせ、日頃からカセットコンロで炊飯するなど実践してもしもの時に備えていきたいと思います。
買いだめで混乱している今だからこそ、改めて備蓄を考え、ローリングストックを取り入れてみると良いと思います。