人生をよりよく生きる情報や生活の中で知っておくとお得な情報をできるだけわかりやすくまとめミニミニ終活新聞というかたちで毎月ゆる~く発行しています。
その内容をブログの雑記に一部掲載していきたいと思います。
今号は「終活エンディングノートとは?〈02〉」
終活ノート、エンディングノートを書くべき人は「家族や大切な人に迷惑をかけずに、人生を楽しく生きたい方!」
終活のツール(道具・手段)として、介護、保険、年金、遺言、相続、葬儀など自分の情報や思いを自分と向き合いながら書き留めていきます。書くことにより自分の棚卸しとなり人生をよりよく生きようと思うようになります。ノートに書き留めておいたことで家族や大切な人が助かることはとても多いです。そして、書いたことや存在することは必ず誰かに伝えておきます。残念ながら死後しばらく経って遺品整理業者が見つけ、お葬式の希望は○○だったんだ、友人の○○さんを呼んでいないなど後悔する話もあります。そして何より日頃のコミュニケーション、話し合いが大切です。
今話題となっている「人生会議」。
意思表示などを終活エンディングノートに書き留めることをおススメします。
元気なうちに話し合う「人生会議」
家族や大切な人と日頃のコミュニケーションが大切です
人生会議とは・・・
人生会議とは、もしものときのために望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組みのことです。
厚生労働省は、今まで「ACP:アドバンス・ケア・プランニング」として普及・啓発を進めてまいりましたが2019年秋より馴染みやすい言葉となるよう人生会議という愛称で呼ぶことになりました。
2019年話題となった人生会議ポスター
厚生労働省は、今まで「ACP:アドバンス・ケア・プランニング」として普及・啓発を進めてまいりましたが2019年秋より馴染みやすい言葉となるよう人生会議という愛称で呼ぶことになりました。
そしてPRポスターを公開したところ患者団体の方々等から患者や遺族を傷つける内容であるといったご意見があり掲載停止となり話題となりましたね。
人生会議はとても大切。掲載する場所が病院ではなく、駅や街中で何気ない日々を送っている方々への啓発としてはいいと思います。
個人的な意見は掲載停止までしなくてもと思いました。
選定委員でありポスターのモデルでもあった小藪千豊さんのオカンは私の母と同じ50代で亡くなられており、きっといろいろ思うこと伝えたいことはあると思います。
厚生労働省 公式HP
話題となった厚労省ポスター
小藪千豊さんのメッセージ母親は50代で亡くなったが、その時に、『こんなに身近にいた人ともう二度と話せなくなるのか』とやるせない気持ちになったことを覚えています。もしこれから家族が亡くなるとしたら本人の希望通りに看取りたいし、その後のことについても意思を知っておきたいと思います。正月やお盆など、一年の節目で人生会議が出来たら良いのではないでしょうか。自分の希望について、事前に家族と話し合っておけば、自分のように、あの時聞いておけばよかったと後悔することも無くなるのではないかと思います。
(厚生労働省HPより引用)
人生会議をしていないと
突然、命にかかわるケガをした。意識がなくベッドの上・・・
人生会議 をしていないと・・・
家族はー
患者の意思がわからない
→延命治療を選択
「これでよかったのか?」悩み続けることも・・
本人はー
自宅で最期を過ごしたい
→伝えていない
希望と異なる最期にならないことも・・・
医療現場はー
延命治療を中止する判断はできない
「本当に望んでいるのか?」葛藤することも・・・
話し合いをしていたとしても心身の状態によって意思も変化することがあります。
もしものことを何度でも考え直し、繰り返し話し合い、共有していきます。
元気なうちでないと話し合えません。
病んでしまった人とはとてもお話しはできません。
終活エンディングノートに書き留めノートの存在を伝えておくことが大事です!!
自分の情報
家族への希望
残したい想いと目標
残したい想いと目標
話し合った内容
後記
今号は前回に続き終活エンディングノートについての続編02。
厚生労働省が11月30日を「いい看取り、いい看取られ」のごろ合わせからACP:アドバンス・ケア・プログラム「人生会議の日」としポスター作成しました。
しかし、内容ががん患者団体などから不謹慎だと炎上し配布が中止となり話題に。やはり病院で死と向き合っている方には配慮が足らない部分があったかもしれません。しかし、話題となったことで「生きているうちにああすればよかった」と今まで死ということを意識しなかった方々が考えるきっかけになったのではないかと思います。病院ではなく、駅や街中で何気ない日々を送っている方々への啓発になると個人的に思います。
今は死に対して話すことが縁起でもないという時代でもなくなり、そして自分の死は自分で考える時代へ突入しています。
医師らiCAPが開発したカードゲーム「もしバナカードゲーム」。
不治の病で療養中、余命半年の想定。どんな医療や介護を受けたいか?残された時間をどこでどのように過ごしたいか?大切にしたいか?カードゲームなのでワイワイと自分の死を考えるきっかけになります。“元気なうちに”終活エンディングノートを書く時におススメしています。興味があればぜひ♪
しかし実際書かれている人は数%というデータ。書くことは思ったより難しいです。しかし書くことによって家族や大切な方から感謝されることは多いです。書いた場合はノートが存在していることを必ず誰かに伝え、個人情報は慎重に!!