こんにちは、ごきげんな日々を暮らすノオト(@mantennote)です。
各地域で増えている認知症カフェ。何となく聞いたことありませんか…?
認知症は2025年には高齢者の5人に1人、国民の17人に1人が認知症になるものと予測されているんです。認知症になること、もしものことは誰にでも考えられること。
介護予防、認知症予防の講師をしていることもあり、近くで開催されていた認知症カフェに一度参加してみたかったので行ってみました。
認知症カフェは、認知症の人やご家族、地域の人が気軽に集まっていました。
その時の様子を交えて「認知症カフェ」についてご紹介したいと思います。
認知症カフェとは
認知症カフェは、認知症の人とその家族が気軽に立ち寄れる場所のこと。
地域の住民、介護や医療の専門職など誰もが参加できる場所として、お茶を飲みながら話をし、相談もでき、参加者同士が交流を図り、専門家が情報提供をしてくれます。
認知症カフェは、福祉先進国であるオランダの「アルツハイマーカフェ」をモデルに誕生し、世界各国に様々なカタチで広がりました。
日本では2012 年の認知症施策推進 5か年計画(オレンジプラン)で初めて明記され、2015年に厚生労働省が定めた認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)で、全市町村設置を目指すことが示されました。
認知症の人だけでなく誰でも自由に訪れることができる、認知症について知ることや学ぶことができます。
介護ストレスの軽減だけでなく、あらたな出会いや地域とのつながりになる「絶望から希望に繋がるための場所」になります!
「カフェ」という名前が付いていますが、主催者は社会福祉法人や医療法人、自治体、NPO団体、個人の有志者など様々。
会場も介護施設の共有スペースから公民館・コミュニティセンター、個人宅、レストランやカフェなどいろいろ展開されています。
認知症カフェは何をするの?
カフェや喫茶店のように気軽に集える場。コーヒーやお茶を飲みながら話をしたり、講話を聴いたり、情報を得ます。レクリエーションや歌などするといった主な目的はありません。
話をしたり、相談をしたりしながら、参加者同士が交流を図り、そして常に認知症に関する情報を得ることができます。
月に1度開催することが多いようです。エリアによって変わってきます。
カフェタイム
主催者がお茶やお菓子を用意して、気軽にコーヒーやお茶を飲みながら会話を楽しみます。時間は会場によって異なりますが、参加者の行動は自由で途中入退室も可能。
家族にとっても情報交換できるメリットがあります。
介護相談
介護福祉士や看護師、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)といった専門家が介護についての悩みを聞いたりアドバイスをしたりします。
参加する専門家たちも、地域との連携や多職種間連携を図り自らの知見を広げられるといったメリットがあります。
アクティビティ
会場ごとに内容は異なりますが、アクティビティとして認知症予防のための脳トレーニング、ロコモティブシンドローム解消のための簡単なエクササイズ、料理・手芸・ガーデニングのレクチャーや囲碁・将棋サロン、パソコン・タブレット教室など多岐にわたってしてくれます。
参加費用は
各、認知症カフェにより変わりますが100円から200円くらいが多い。
わたしが参加した認知症カフェは参加費200円。
最初に緑茶が出て、あとでオーダーしたコーヒーが運ばれてきました。
そしてお茶菓子?お土産?として地元有名店のパックに入ったおはぎ2つ!とってもうれしい。
どんな人が参加するの
認知症本人、家族、地域の人、そして認知症専門の方。大人も子どもも自由に参加可能です。
介護保険サービスではありません。
認知症カフェの数
2017年末時点で 全国5800カ所以上開催。今後、増えていく感じです。
近くでの開催を探す場合は、お住いの自治体や地域包括支援センターへ問い合わせます。
スタバも認知症カフェに
東京都町田市は、大手コーヒーチェーンのスターバックスコーヒージャパンと連携協定を結びDカフェ(認知所カフェ)開催されています。
同社は従業員に認知症サポーター養成講座の受検を推進し、認知症カフェのほか高齢者の見守りや来店する客への普及啓発を進めるとしています。
◆月に一度の認知症カフェの実施
2019年4月に町田市と締結した町田市包括連携協定のもと、Dカフェ(認知症カフェ)を11月より毎月開催いたします。
Dカフェは、2017年より町田市と協同し、市内のスターバックス8店舗で毎月開催されています。スターバックスという日常のオープンな場で、ゆっくりとコーヒーを飲みながら認知症の方やそのご家族が集い、繋がりを深めるとともに、地域住民の方も認知症を知り、関心を持つ場として多くの方々にご参加いただいています。
日程の詳細については、町田市のホームページをご覧ください。
(スターバックス プレスリリース 抜粋)
認知症カフェは「誰でも参加できる」
認知症カフェ。「認知症」という言葉でちょっと行きにくいなと感じる方もいるかもしれませんが、地域の住民、介護や医療の専門職など、誰もがお茶を飲みながら話ができる集いの居場所でした。
出入りも自由です。
認知症カフェは「誰でも参加できる」
今回は「認知症カフェ 気軽に参加でき相談できる居場所!」という情報をお伝えしました。
これからも、不安なくごきげんな日々を暮らせるような情報をご紹介していきたいなと思います。